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ママ振り・アネ振りで気をつけることは?

登録日:2022.06.02

お知らせ振袖

すっかり暖かくなり、北国青森でも、昼間は半袖の人を見かけたりするようになりました。
しかし、夕方以降からは、まだまだ寒いです。
「半袖の人は、もうお家に帰れているのかな?」なんてことを考えたりまします・・・・。

ママ振り・アネ振り

さて、たくさん寄せられるお問い合わせの中で、

「お母さんのお振袖(ママ振り)」または「お姉さんのお振袖(アネ振り)」を着たいけど、見てもらえますか?

というのも。

もちろん、むらかねでは、無料でご相談うけたまわっております。
お気軽にご来店いただけると、嬉しいです。

具体的には、以下のようなご提案をさせてもらうことが多いです。

  • サイズ
  • コーディネート
  • 小物準備
  • 染め替え
  • お洗濯

それぞれについて、ご説明させてもらいます。

サイズ

先ずは、御召しになるお嬢様に、お振袖を着用させてもらいます。
ちゃんとサイズが合うかどうかの確認となります。

お洋服よりも、お着物の方が融通は効きますが、それでも限界があります。
「お母さん」と「娘さん」、「お姉さん」と「妹さん」、それほどサイズが変わらないことが多いのですが、やっぱり綺麗に御召しになろうとすれば、限界があるのも事実です。

「大きめなサイズのお振袖なら、小柄な方なら大丈夫でしょ?」と思っても、今度は、お袖が地面につくようなこともございます。
とにかく、「きっと大丈夫」と思っても、一度は、試着してみることをオススメしております。

むらかねでは、出来るだけお客様のご要望に添うように頑張らせてもらっております。
着付けのテクニックで対応できるなら、そのようにお伝えしております。
また、「このお振袖だとちょっと難しい」「御召しになることはできるけれども、こういうデメリットがある」という場合も、正直にお話するようにしております。

その上に、お仕立直し等のご提案をさせてもらっております。
サイズと直しとなりますと、決してお安い値段ではないのです。お見積もり等は、もちろん無料ではございますので、ご参考の一助になればと思います。

コーディネート

お姉さんの振袖でしたら、そこまで流行の変化はございませんが、お母さんの振袖となりますと、レトロ感は否めないところ。
「レトロ感が好き!」というお嬢様もいらっしゃるので、その際は、そのまま帯締め、帯揚げ等の小物類を使わせてもらいますし、また、ちょっと変えるだけで、グッと今までとは違う雰囲気が生まれることもございます。

お嬢様にお振袖を御召しになってもらい、これまでお使いの小物類を混じえて、ご提案させてもらいます。

やはり、実際にお着物を御召しになってみないと分からことも多いです。
髪飾りも想像ができませんし、お襦袢の半襟一枚でも、お顔の色と合わせてみると、意外な発見があったり、逆に、「アレ?」となることがございます。

また、お母様のお草履となりますと、二十年以上前のもの。
見た目は大丈夫でも、ちょっと足を入れてみたら・・・・・、なんてこともあります。

御召しになる直前ではご提案できることも少なくなってしまいますので、予めお時間の余裕をもって、ご来店いただけたら、と思っております。

小物準備

コーディネートとは別に、お着物、特にお振袖となりますと、小物類も多くはなってしまいます。

「一箇所に集めて保管してあるから、全部そろっているはず」と思っていたのに、いざとなったら、「あれ? 足りない」ということは、正直、「あるある」なお話し。

お振袖を御召しになる際に必要な一式は、こんな感じになります。

  • 着物
  • 長襦袢
  • 半襟
  • 帯揚げ
  • 帯〆
  • 重ね衿(伊達衿)
  • 肌着
  • お腰
  • 腰紐×4本
  • 伊達〆×2本
  • 衿カラー(衿芯)
  • コーリンベルト
  • 帯枕
  • 前板(帯板)
  • 三重紐
  • 草履
  • バック
  • ショール
  • おしぼり 1本
  • タオル4~5本
  • 和装ストッキング
  • 足袋

また着付けされる方によっては、「帯板は2枚」「補正パッド」等を必要とされる方もいます。

これだけ小物が必要ですと、「ある」と思っても、見逃しがあっても仕方ないもの。

大変とは思いますが、小物類全てをお持ちいただけると、よりご満足いただけるコーディネート・ご準備に近づけることが出来ますので、ご検討下さい。

染め替え

Remake

振袖リメイク

せっかくのお母様のお着物を「古いから」という理由でタンスにしまっておくのはもったいです。
古めかしいお着物であっても、染め替えることで、新鮮なお着物にリメイクすることができます。
大切に保管されているお着物ですと、長い時間が経っても、生地はしっかりしていますので、今風のお着物に生まれ変わり!

ただ、染め替えとなりますと、それなりのお時間と費用がかかってしまいます。
「既存の柄を活かすべく糊伏して」ということですと、また手間賃が発生してしまいます。

せっかくの想いのこもったお着物ですので、活用して欲しいのですが、場合によっては、「新しいお着物を買った方が安い」なんてこともございます。
もちろん、お見積りは無料ですので、このようなご希望にも、頑張って応えさせてもらいます。

お洗濯

八戸は港町。
港が近くなくても、日本という土地は、湿気大国。
気をつけてタンスに入れておいても、いざ広げてみると、意外なところに、シミが生まれていることがございます。

むらかねでは、地元や京都の業者さんと提携しております。
また、年に数回、京都から専門家に来店してもらい、お着物クリニックのご相談会も開いております。

汚れ落とし、丸洗いだけでなく、お着物のプレスもご用命ください。
知らぬ間に、妙なところに出来てしまった「畳み皺(たたみじわ)」。

ご洋服だと、着てしまえば目立たなくなってしまうことがあっても、お着物ですと、はっきり線が出てしまうこともございます。
その際は、プレスを掛けるだけで、まるで新品のように、ピシッとしたお着物(帯、お襦袢)になって、袖を通すだけで、とても気持ちいい!

せっかくの式典、キレイなお着物でご参加下さい。

お時間は大事

以上、アネ振り・ママ振りについて書かせてもらいました。

腰紐や足袋といった小物をそろえるだけなら、極端なことを言えば、前日でも十分に間に合います。
しかし、ワイシャツなどとは違って、お着物のお洗濯は、お時間をいただくこともございます。

何事も、前もってのご準備が大切。
お時間がある時に、是非、タンスにしまわれているお振袖を出していただき、なにか疑問点がございましたら、是非に当店までご相談下さい。

 


初来店のお客様は、ネットからのご予約がお得です。
ネット予約をしてもらい、お嬢様と保護者の方、ご一緒にご来店いただくと、QUOカードをプレゼントしております。
ご予約してもらえれば、混雑を避けることができますので、ゆっくりとお振袖をご覧いただけます。
是非、ご活用下さい。

来店ご予約は、こちらから。お待ちしております。
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